計画時より狭いと感じる部屋を広々と開放感のある空間にする方法!

自宅の間取り図を書くとき、リビングは16畳・寝室10畳・子供室6畳、などと決めて行きます。でも、普通間取り図は、後から搬入するソファー、テーブル、本棚そして各種机などの配置・サイズは一般に余り考慮されず、作られます。

しかし、家具などを搬入した結果床面積は最初のイメージより部屋は狭く感じます。このような場合、同じ面積ながら、心理的な方法や錯覚を使って部屋を大きく見せる事ができます。また引越し前に知っておけば、良かった!といった知識を今回はご紹介します。

室内の環境を整えて部屋を広く見せる方法

それでは、ベースとなる部屋の色について部屋を広く見せるテクニックをご説明いたします。

部屋を広く見せる為には、暖かく見えるより少し寒いイメージを与える色を選択します。

壁紙や暖かく見える色は「膨張色」という分類に属する色で、この色で仕上げた場合壁が迫ってくるように見えて部屋をせまく感じさせます。逆に少し寒いイメージを与える色は「収縮色」と言い壁が後退して見える色です。実際より壁が遠く見え、実際の面積より、広く感じさせる(見せる)事が出来ます。

インテリアの知識があまりない方が色を選ぶ場合、壁や天井などの大きな面積を占有する部分を白系色にすることをお薦めします。

圧迫感を感じさせず、窓からの太陽光を室内に反射させ奥の方まで光が行きとどいて、部屋全体が明るいイメージとなり清潔感にあふれ部屋が大きく見えます。

しかしいくつもの似たような色を配色すると、壁が雑然と見え、部屋が狭く感じられるようになりますのでご注意ください。

また、室内に大きな鏡を置くと、部屋に疑似的奥行き感を出す事ができ部屋を広く見せるという効果があります。具体的には姿見鏡などです。

さらに鏡に屋外の庭や塀などを映り込むようにさせると更に奥行き感が増し、更に部屋を広く見せる事ができ、まるで「絵」を飾ったようになり、部屋の格調も増します。また照明が鏡に映るようにしても、部屋全体が明るくなり部屋を大きく見せます。

鏡は、スリムな感じのモノを選択すると、鏡フレームの枠が縦に長い場合垂直線が強調され天井が高く見えますし、横に長い場合は水平線が強調され奥行き感が増し、部屋が広く見えます。

ただ、火事の際、避難に支障出てきます(実物か鏡なのか煙の中では判断付きかねる事がある)ので、
極端に大きな面積をとる鏡は避けた方がよいでしょう。

家具の色や配置による部屋を広く感じる効果


家具の色や家具の配置によっても、部屋の広さの感じ方は、大きく異なってきます。

広く感じさせる手っ取り早い方法としては、壁と同じ色にするのが効果的です(白系)。

また、テーブル・ソファーに薄い色をコーディネートすると、広く圧迫感のない印象の部屋を構成できます。テーブルなどを背もたれやひじ掛けの部分の厚みを薄くし、それらの高さを低くしその脚も細くする事で、部屋が広く見えます。

更にテーブルの天板に透明ガラスを使用することも効果的です。

家具を置いても部屋が広くなるように感じさせるためには

1.目線を奥まで通す為に低い高さの家具を選ぶ。腰までの高さが望ましい。

2.奥行きを強調させる為に、部屋の奥に向かって壁に平行で床に水平な線をコーナーフレームなどを使って感じさせる。

3.2.のコーナーフレームは横から見て幅の小さいものを使用する。存在感をなくす。

家具の配置は、

1. 出入り口近くに置かない。また出入り口から一番遠い壁コーナーには家具を置かない。

2. 大きな家具は、出入り口からの目線からはずれる所の壁際に寄せる。

3.部屋の中の通路にあたる直線状の部分に高さの高い家具を置かず、目線を通す。

4.光が入る窓際に置かない。部屋が暗くなり狭く感じる。

5.家具の総面積は部屋の面積の1/3以下がよくまとめたほうがよい。(床面が広いと部屋が大きく見える)

6.出入り口から部屋の奥に向かって、家具の高さを低くなるように配置する。少なくとも高さ・奥行きを揃える。

7.奥に向かって細長い部屋の場合、両側の壁に家具を配置する。

カーテンによる効果

インテリアコーディネートにおいて、非常に重要な位置を占めるカーテン。この配色や配置によっても部屋を大きく見せる事ができます。

テクニックとして、まず第一に挙げられるのが前述いたしました通り白系にすること(壁の色に近いもの)です。鮮明で大きな面積のカーテンは、壁を意識させ部屋を小さく見せます。

次にカーテンを天井から床ギリギリまでの長さにするというものです。家具でも御説明したとおり、垂直線を強調する事により天井が高く見え従って部屋が広く見えます。ストライプのものや縦型ブラインド、柄パターンが小さいものをお薦めします。

照明・太陽光などによる演出

暗い場所は狭く見えます。どうしても日が当らない部分ができた場合、LED照明などで光を補い広く見せます。心理的には、観葉植物を配置するのもよいでしょう。

壁に光をあてるウオールウオッシャー型照明は、奥行き感・立体感を与え広々と感じさせます。直接照明と間接照明を組み合わせるという方法もあります。

新築間取り図を計画する時から予算があれば、できるだけ幅が大きく高さの高いスリムな材料を使った建具を使うと、太陽光が十分入り、開放感のある広々とした空間を演出できます。

また、外部建具から部屋の奥に向かって高くなる勾配天井を計画すると、太陽光が天井で反射して奥まで届き、光のムラのない部屋を作ることができます。天井自体が明るくなり天井が高く見えます。

その他、フェイク窓などの効果

窓としては、機能しませんが「フェイク窓」を壁に着けることにより開放感が得られ、広く見えます。また壁から先に道があるような壁紙や絵画を選ぶと、思った以上の空間の広がりを感じる事ができます。

意図しないイメージとなったしまった特に狭くなってしまった部屋は、せっかく大きなお金を掛けたのにもったいない事をした!と大きく失望してしまったりもします。なにせ今さら壁を動かす事ができないからです。

基本的には、もっと詳細な間取り図を書けばよかったのですが、そんな事を言っても仕方がありません。そこでインテリアコーディネートや心理学的錯覚を利用して、少しでも部屋を大きくしようとするのが今回の主旨でしたが、読んで頂いた通りいろんな方法があります。間取り図を書く時点での注意点もいくつか説明いたしました。

これによって、建築計画をしたり補完や手直しを行えばイメージ通りとまではいかなくても部屋を広々と感じる事ができるでしょう。

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